作:松田範義さん
大人のあなた、小中学生の頃読まれた方もいるのでは?
私は・・・初めて読みました。
「ナルニア物語」の様に、
「ハリーポッター」の様に
「はてしない物語」の様に、日常から冒険の世界へ入り込む物語。
そこで待ち受ける 侵略、人種差別、貧困、飢餓。
でも、勇敢に戦い勝利を勝ち取る、のではなく、
この物語は、共存し、土つくりから農作物を作り、
飢餓・貧困の解決から取り組む大冒険なのです。
●こんな物語を求めていました。
井上ひさしさんが、絵本「子どもにつたえる日本国憲法」の「はじめに」で言ってます。
「武芸の名人達人は決まって山中に隠れたり政治に志したりする、
それは剣よりも強いものがあって、それは戦わずに生きること。
剣豪たちはその生涯の後半でそれを知るが、
私たちは(日本国憲法により)それと同じ境地に立っている・・・」と
児童書でも絵本でも、コミックでもアニメでも良い、
この剣よりも強いものを駆使した大冒険物語を求めていました。
その一辺がここにあると思いました。
物語で立ち向かった問題は、出版から25年経っても解決してないのに・・
残念ながら絶版・・・・
痛快で面白くて日本的、世界的ヒットになる物語、早く出てこい!!