文絵:寺田志桜里

今も続く諫早湾の締切堤防の問題を取り扱っています。
いろんな背景を感じないではいられませんが・・
それらを差し引いても、この絵本は好きです。

原作の紙芝居を作った当時、作者は小学校4年生です。
その子供が感じた事、考えたことが詰め込まれています。
その深さと鋭さに感動します。
この悲しみは日本を含む世界各国の人間界も同じ事が起きていて
理不尽が理不尽を産み悲しい紛争が続いてしまいます。


子供には本質を見ぬく力があるんですね。
そして、今後の持続可能な社会をリードするのは日本人ではないかと
思わさせる一冊です。
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