作:あさのあつこ 絵:佐藤真紀子

小学校 低中学年に向けた児童書です。
親と子のすれ違いを切っ掛けに、子供の思いを大切にした温かい冒険は
バッテリーと同じ佐藤真紀子さんのやわらかく優しい絵と相まって好きです。

その2作目の「いえででんしゃは こしょうちゅう?」には
街を破壊する戦闘機、戦争から逃れる難民の姿が書かれています。
幸せを、子供から生きる肯定を奪う戦争、理不尽な大人に対する怒りが、
あさのあつこさんの怒りが強く強く感じられます。

低中学年向けの児童書、童話と言うのでしょうか。
そこでは、根源的でそれでも解決できてない大きなテーマを
さらりと言い切ってしまえるのです、
何かすごいです。


リユース
「いえででんしゃは こしょうちゅう?」 400円
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