作:アストリッド・リンドグレーン
訳:石井登志子

1978年ドイツ書店協会平和賞を受賞した際のスピーチを訳したものです。

1969年、ガルトゥング博士は論文で、戦争のない状態を「消極的平和」としたのに対して、
貧困や差別といった構造的な暴力のない状態を「積極的平和主義」と定義したそうです。

それから約10年後アストリッド・リンドグレーンは
子どもを虐待や体罰から解放し、愛情いっぱいに育てる事が、
問題解決の方法として暴力を選ばない大人、新しい人類を作るとスピーチしています。

スウェーデン、ドイツでもまだ当時は体罰が幅を聞かせる中で、
挑戦的だったようです。素晴らしいです。

●本書の解説の中で、
国連の子供の権利条約が説明されていました。

「子どもは、大人が理由を説明もせずに、
自分を支配するのを決して認める必要はありません」というもの。

また、ピッピやローニャは、主人公の子ども達が、
子どもの権利、個人の尊厳をを取り戻す物語でもあった、、とも。

小学校4年5年になってくると、
子ども達が反抗する、言う事を聞かなくなる、と言うのは。
子どもの中では論理的に説明できないけど、大人の言う事はなんか変だ、
と気づいてくるから、かな? 

八重の桜で「ならぬことは、ならぬ」と言う言葉はしっくりこなかったな~

子供達に子供の権利条約を覚えさせて、変だなと思ったら言わせよう。
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