Lasten aikaのブログ

コーヒーを飲みながらのんびりと絵本を読む・・                                                                                リユース販売の絵本や児童書の中から良さそうな本を探してみる・・    そんなお店です。                                                                                                                          小さなお店なので誘い合わせず、少人数でたっぷりの時間を用意しておこしください。  

カテゴリ: 児童書

作:アストリッド・リンドグレーン
訳:石井登志子

1978年ドイツ書店協会平和賞を受賞した際のスピーチを訳したものです。

1969年、ガルトゥング博士は論文で、戦争のない状態を「消極的平和」としたのに対して、
貧困や差別といった構造的な暴力のない状態を「積極的平和主義」と定義したそうです。

それから約10年後アストリッド・リンドグレーンは
子どもを虐待や体罰から解放し、愛情いっぱいに育てる事が、
問題解決の方法として暴力を選ばない大人、新しい人類を作るとスピーチしています。

スウェーデン、ドイツでもまだ当時は体罰が幅を聞かせる中で、
挑戦的だったようです。素晴らしいです。

●本書の解説の中で、
国連の子供の権利条約が説明されていました。

「子どもは、大人が理由を説明もせずに、
自分を支配するのを決して認める必要はありません」というもの。

また、ピッピやローニャは、主人公の子ども達が、
子どもの権利、個人の尊厳をを取り戻す物語でもあった、、とも。

小学校4年5年になってくると、
子ども達が反抗する、言う事を聞かなくなる、と言うのは。
子どもの中では論理的に説明できないけど、大人の言う事はなんか変だ、
と気づいてくるから、かな? 

八重の桜で「ならぬことは、ならぬ」と言う言葉はしっくりこなかったな~

子供達に子供の権利条約を覚えさせて、変だなと思ったら言わせよう。
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子どもたちへ、今こそ伝える 戦争
子どもの本の作家たち19人の真実

作:三木卓、いわむらかずお、山下明生、田島征三、立原えりか、おぼまこと、
長野ヒデ子、那須正幹、和歌山静子、長新太、田畑精一、岡野蕉子、かこさとし、
森山京、井上洋介、那須田稔、杉浦繁茂、今江祥智、間所ひさこ


1人づつ文書は短いけれど、19人もの作家が集まって、大作です。


作家19人、あたりまえですが、
生まれた時から終戦まで5年~15年の間、
日本が戦争に突き進む中で育っているのです。

神の国の聖戦、早く戦場に行き戦って死にたいと思っていたのです。
誤った教育、言論統制、恐ろしい事です。



戦後70年目、
「戦争はしてはならない」と当たり前の事が、
明日にでも学校で発言できなくなるのではと、
恐ろしく思えてなりません。
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ぼくらの七日間戦争
作:宗太 理

子どもが「とっても面白いよ!」と貸してくれました。
懐かしい、と言っても本を読んだ事も、映画も見た事も無く・・・、
宮沢りえが出演する映画のTVCMの記憶です。


これは!!
中学に上がって、学校や社会、大人に感じていた事を
痛快に言い切り、痛快に行動する。
飽きさせない展開、ストーリーでとっても面白い、ヒットするはずですね。


解放区の砦として非現実的に表現されていますが。
それは、私たちが子どもの頃作った秘密基地であり、近所の児童公園であり、
放課後の遊ぶ約束であり、生活環境を抜け出した山や海でのキャンプの様にも思えました。


本作が書かれた1985年から、さらに
子どもの解放される場所や時間が少なくなっているようで、
とても気になります。

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作:笹山久三 
昭和63年の坪田譲治文学賞受賞作


私が子どもの頃、友達M君の家で見つけました、
読みかけて借りて帰り・・・その本は今も我家にあります・・。


当時、賀曽利隆さんのバイク旅記を読んでいた私は
四万十川は行ってみたい憧れの場所でした。


なんと、旅記と違って「四万十川 あつよしの夏」は
その場所に家族が居て友達がいて時間が流れていました。
川に迫った山、深い谷、沈下橋、四万十川沿いの暮らしが伝わってきて、
これも素敵だなと想像を膨らませながら読んだ覚えがあります。


数年経ちバイクの免許を取り、何度も出かけました。
四国の川・山・谷は何か惹かれるものがあり、今も大好きです。

※リユース本400円
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作:最上一平    絵:石倉欣二

小学校1年2年向けの児童書です、
おたけ石をめぐる男の子の1時間ほどの姿を書いています。
その男の子の様に、私も気づいた印象深い一冊です。


●おたけ石とは、
ずっと昔、働き者だけど畑も田も持たない、おたけさん。
沼に一日で田植えを終えたらその沼をもらえる事になった。
おたけさんは赤ちゃんを背負い一生懸命田植えをした。
植え終えたら赤ちゃんが背中にいない、
なんと赤ちゃんは沼に浮いて亡くなっていた。
おたけさんはあまりの悲しさに石になった。・・というものです。


そんな、悲しくて悲しくて石になった人、
私はそんな石を知っていました。それも現代で・・・

岡山市の苫田温泉をさらに1Kほど奥まった場所に
森永ヒ素ミルクの被害を受けた家族の碑が立っています。
その家族が暮らした家の跡地に。


悲しくて悲しくて、苦しんだ末に石になるとは、
こういう事なんだなと・・・

※リユース 500円
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